バルタン誠路nのブログ

聖書についての随想、書籍感想

マルクス・ガブリエル欲望の時代を哲学する 丸山俊一 NHK出版新書569 より

P.230
 
大阪の路上の一般の人
「そうしたら幸せになれますか?」
 
マルクス・ガブリエル
「みな、それを知りたいですよね? 大事なのは、そこに包括的ルールはない、ということです。
 幸せは絶対に、ここ以外のところにはない、と、わかることでしか幸せになれないんです。今は幸せでも、10分後には死んでしまっているかもしれない。今幸せはそこにあるか、二度とこないかどりらかなのです。
 あなたは今幸せですか? これは、あなたの人生における良い時ですか? もしそうでないならば、考えたかを変えたほうがいい。今、今です! 明日は死ぬかもしれませんから。技術的な問題ではありません。それだけが、それだけが重要なことです。」
 
マルクス・ガブリエルの言っていることのすべてに賛成というわけではないが、上記太線のところは、なるほどと頷かせられる。