バルタン誠路nのブログ

聖書についての随想、書籍感想

福音の真髄の深化

 パウロは第一コリント16章3〜4節で、「私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであっって、次のことです。キリストは、聖書に書いてある通りに、私たちの罪のために死なれたこと、また葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、3日目によみがえられたこと、また、ケファに現れ、それから12弟子に現れたことです。」と書きました。これは、福音の真髄です。しかし、まだ外的事実ですが。

 コロサイ2章12節には、一方、「バプテスマにおいて、あなたがたはキリストとともに葬られ、また、キリストとともによみがえらされたのです。キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じたからです。」と書かれています。こちらは、内的事実として書かれています。

 キリストの上に起きた外的事実が、我が身の内的事実になるカギは、「キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じ」ることです。直接、自分をよみがえらせる神の力を信ぜよ、ではないのです。それは、無理です。やめた方がいいです。しかし、キリストの上には、あるいは内には、その力が働いたことを信じる時に、そして信じる続け、それを見つめ続ける時に、キリストとともに」自分も死に、蘇る、ということを体験するのです。