バルタン誠路nのブログ

聖書についての随想、書籍感想

仕えること 「共に生きる生活」ボンヘッファー より 7

 キリスト者の交わりにおいては、すべてのことは各々が一本の不可欠の環となることに掛かっている。最も小さな環もしっかり組み合わされているときにのみ、鎖は切れることがない。何もすることのない不要なメンバーがそこにいることを許すような交わりは、そのために崩壊するだろう。だから、おのおののメンバーが自分の存在する意味を疑うようになったら、自分が無用の役立たずではないことを知るために、交わりのためになすべき一定の課題を持つとよい。キリスト者の交わりであるならすべて、弱い者が強い者を必要とするだけではなく、強い者もまた弱い者なしではありえないということを知らねばならない。弱い者を排除することは交わりの死である。