バルタン誠路nのブログ

聖書についての随想、書籍感想

洗礼者ヨハネのことばも“福音”

ルカ3:18

ヨハネは、ほかにもさまざまな勧めをして、民衆に福音を告げ知らせた。」

 

ルカにおいては、3章1節から20節まで詳しく洗礼者ヨハネの働きが記されている。

イザヤ書40:4-6の引用により、洗礼者ヨハネの役割がメシアであるイエスの道備えであること

②「毒蛇の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、誰が教えたのか。それなら悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな」と、厳しい裁きと悔い改めを迫るメッセージ。

が特徴。

 

エスご自身の言葉にもあるように、この洗礼者ヨハネまでが旧約の預言者で、イエスから新約の時代に入る。ヨハネまでが律法で、イエスから福音。というような捉え方をしていたが、今朝の通読でこのルカ3:18に「福音」の二文字を発見して、目からうろこだった。

 

ルカは、洗礼者ヨハネの活動、宣教から「福音」としているのだ。福音の福音たるゆえんは、「赦し」や「十字架」、「復活」を語る以前に、また以上に「神の国(時)の到来」のことなのではないか。すなわち、救い主イエスが人となって、この世に与えられた以上、福音は始まっているのだ、ということか。