バルタン誠路nのブログ

聖書についての随想、書籍感想

不可解な聖書箇所

マタイ 27:51〜53

51すると見よ、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。地が揺れ動き、岩が裂け、

52墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる人々のからだが生き返った。

53彼らはイエスの復活の後で、墓から出て来て聖なる都に入り、多くの人に現れた。

 

この聖書箇所は、私が常日頃から解釈に苦しむ聖書箇所の一つだ。

かつて、尊敬するある牧師が、「注解書を買う時には、自分が気になっている箇所についてどう書いてあるかをチェックしてから買うと良い。」というようなことをどこかに書いていた。それ以来、上記の箇所について様々な注解者がどのようなことを書いているかを気にしてきたつもりだ。しかし、この箇所について、あまりピントくるコメントにお目にかかったことがない。

 

そして、今朝、聖書を読んでいて、この箇所から新たな疑問が湧き起こった。52節は、素直に読むと51節と同時、すなわちその前節の50節でのイエス様が息を引き取った瞬間の出来事だと思われる。しかし、53節には、「イエスの復活の後で」という言葉があるではないか。すると、52節で生き返った体は、生き返ったまま3日間(といっても、実質は金曜の午後3時から日曜の早朝6時までだとして39時間ほど)墓は開いているけれども、それでも墓の中にいて、それから墓から出てきた、ということになる。

 

あまりこのような記事の細部に拘っても何の益もないかもしれないが、「聖書は神のことば」と信じる者にとって、分からない箇所は分かるようにしたい、という願望がある。

 

どなたか、ぜひ、この箇所をどう解釈すべきか教えていただきたい。