バルタン誠路nのブログ

聖書についての随想、書籍感想

聖書について 「共に生きる生活」ボンヘッファー より 3

 聖書は個々の句からできているのではなく、一つの全体であり、そのようなものとして力を発揮するのである。
 聖書は全体として神の啓示の言葉である。その限りない内的関係において初めて、すなわち旧約と新約、約束と成就、犠牲と律法、律法と福音、十字架と復活、信仰と従順、持つことと望むこととの関連性〔を考えること〕によって初めて、イエス・キリスト、主についての十分な証しが理解される。だから共同の礼拝には、詩篇の祈りのほかに、もっと長い旧約と新約の部分を読むことが含まれなければならない。